花の溢れる幸福なダストボックス

2017.11.06 Mon peluche

部屋の電灯を替えた。
仮に私が何か間違っているとして、それはとても簡単な、電球を付け替えるように修正可能な過ちなのかもしれず、それでも構わない筈だ。

共通の話題がなく、気も遣い、ややもすれば疲弊するような女の子と時々食事に行き同じ時間を過ごす。
それでも好きだと思う、好きでいてくれることを願っている。私は女性への好意に確信を持っている。
では異性は?これまでは違っていた、これからはまた変わるかもしれない。

愛することと大切にすることは別なのかもしれない、
ことばは豊かなのだから、ひとつひとつに輝きを加えてオモチャ箱のような世界を構築しても良い。

もし私が何か間違えているのだとしたら、それを教えてくれる人が傍にいて欲しい。
他の tumblr-er の例に漏れず、わたくしも自分のタンブラーを一番素晴らしいと思っていて、
そんな風に暮らしても良いはずだ、希望をポケットに入れて生きていくことができるかもしれないと、
近頃、そのように思っています。

偽りを繰り返さない。
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2017.11.04 Sat 「ふたりは一対の呼吸」

わたしが Orlando Gibbons に出会ったのは People In The Box の「月」 と NICO の 'Afraid' の冒頭に
'Allmande’への参照が見られるのではないかと、そのような言明を受けた とき

体育館で運動する、
知らなかった道を歩む。誰にも見られない花、見つからない紅色の小花と緑色の繁茂。
コスモス畑のなかを踏みいる恋人たちをみた、
細い道に暗い色の車を止めて、白とピンクと黄緑を押し開いてゆく。

元恋人との呼吸は一対ではなかった、
わたくしは幼かったが、熟れる熟れ過ぎる余裕はなかった。
いつか必ず失敗するのに手を伸ばす、
どこにでも不安があり、簡単に安心できる。

夜にみる夢で、堪えきれずにお金を払う前に商品を口にしている。
沢山のアイスクリームとチョコレートとマシュマロと、駄菓子の列の前で、
誰にも咎められない。
目覚めて満足していて、ずっと食欲がない。わたくしの食事はつくづく頭のなかの出来事だと思う。
とても、知覚するのが好きで、
からだと頭の側と、言葉の側があるように思えるのでした。

不在の神を信じているみたいに、あの宗教(ほとんど知らない、)に浸されている思想家たちのように?仄明るいのは希望に貫かれている、から。

2017.10.30 Mon 健全と無垢

『トニオ・クレエゲル』を読み通せなかった、
栞が手元にないまま、半分ほど読んで、栞を挟まないで止すことにする。
精神的にはハンスに近く、不思議に明るい。

衣服で冬支度、発掘して衣紋掛けに吊す。
台風が通り過ぎて空があおい。投げ出した脚に傾きかけた陽が差す。
単語の覚え方を忘れてしまって、偏執的に仏英辞典を引く。近頃よく部屋の灯りが消える。

ほとんど何も知らない娘、
わたくしに与えられるものは何かと考えて結論は出たのだが、口にするのは恥かしい。
アルバムを作ったことがない。
とても苦手な分野が幾つかあって、そのひとつが過去の編纂。
ふかふかの毛布みたいな存在です。

2017.10.23 Mon 金平糖

太陽に近づいていくような毎日を 送っていたい。
焼け焦げて死んでしまいそうに張り詰めてそれで良い、
同じ絶望と希望を有していると知って、素知らぬふりをする。

「ひとつの軸から派生的に好きな音楽への知見が拡がってゆくのではないかしら、」
知人にそう言われ首を傾げた。
わたくしは音が好きだが、何かひとつを据えて固定して身動きが取れなくなりそうな接着剤みたく、できないし、
何だかわたしの在り方みたいだ。
拡散されたあれこれの軌道を追って空白の中心に渦巻く風の模様を知るような、
そこに輪郭があると外側からなぞり辿るような。

わたくしは音のある環境で生まれ育ったが、両親とは祖父母とは音への没入し方が異なるゆえ、
シーニュに内実を見出すのも苦手に思っていたけれど、拘りなどないほどには無関心だったけれど、

けれど。

2017.10.15 Sun invisible

冬のプディング。
昨日の雨あたりからぐんと冷え込んで、自分のなかの種が血管中に根を伸ばしてゆくのが分かる、
「貴女のように思想的にふらついた人間には、共感できるような、壊れた作品です。」と、仏文の人に示されたテクストを眺めて泣く、心の中の眼で。「気の狂うような恋愛感情を覚えることがある」と、妻を隠して言う、少年愛の噂を纏って笑うのだった、「君の方こそ」と。

ぐんぐん冷え込んで、嘘のように持ち直す、回復期。
わたくしを一番大切にするより他にはなく、仕事に行かず、打ち合わせに行かず、最低限の責任に見合う義務を果たしたり果たし損じたりしながら、他人を危険に陥れないように、若い芽は四方へ伸びてゆく。
「貴女のしたいことは本当に結婚なのですか?」と問われ、落ち着きたいと述べる、安心も安全も安定もすべて嘘にならないような。

爆音を生で聴いた、微動だにせずまっすぐ前を見つめている人たちがいた。
交際相手を無垢に思いたい病気の詞を歌うプレイ・リストがいつか滅びるといい、それは病気ですよ。

夢の続きを見ていたかったのだと、いずれにせよ夢のなかに生きているのに、
拘って拘り果たしたら一回転して戻ってくるのだと何回か経験していた。